14.CloudFormationをWSL環境で記述する①

プレビュー
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CloudFormationのテンプレート作成をVScodeで進めてきました。さらに強力に作業を進めるためにWSLを導入してみましょう!

WSLとは?

Windows上でLinuxを動作させる「Windows Subsystem for Linux」(以後WSL)という機能があります。このWSLを利用してCloudFormationテンプレートの作成を進めると以下のメリットがあります。

項目メリット
Gitが利用できるバージョン管理が可能。リモートリポジトリに保存も出来る。
Pythonが利用できるテンプレート検証の、cfn-lintが利用できる。
aws cliが利用できるコマンドラインでスタック作成が可能になる。

テンプレート記述をVScodeで行い、バックグラウンド操作をWSLで行うとイメージすれば理解しやすいでしょう。

WSLを導入する①

さっそくWindows10にWSLを導入していきましょう。まずはWindows10にて機能の追加を行います。

スタートボタンを右クリックして「ファイル名を指定して実行」にて「appwiz.cpl」と入力して開きます。

Windows10のプログラムと機能パネルが開きます。左側にある「Windowsの機能の有効化または無効化」を選択します。

Windows10の機能設定画面が開きます。まずは「Linux用Windowsサブシステム」を有効化します。

Linux用Windowsサブシステムが無い場合

もしもLinux用Windowsサブシステムが無い場合には「Windows Subsystem for Linux」があるか探して選択してください。

次に「仮想マシンプラットフォーム」も有効化します。

2つの機能を有効化したらOKを押して、最終的にはWindows10も再起動してください。

Linuxカーネル更新プログラムをインストールする

再起動後、カーネル更新プログラムもインストールしましょう。以下をクリックしてインストールプログラムを保存します。

x64 マシン用 WSL2 Linux カーネル更新プログラム パッケージ

上記インストールプログラムを保存後、インストールし再度Windows10を再起動しましょう!

WSLの既定のバージョンをWSL2にする

WSLのバージョンを標準でWSL2にしましょう。コマンドプロンプトを開いて以下コマンド実行します。

wsl --set-default-version 2

ここまででWSLの導入は終わりです。次はWSLで動かすOSをインストールしましょう。」

Ubuntuを導入する

Microsoft StoreではWSLで動作する色んなLinuxOSがあります。今回はUbuntuを導入しましょう。まずはMicrosoft StoreにてUbuntuを探します。

Ubuntuは複数バージョンが提供されています。今回はUbuntu18.04 LTSを導入してみます。

インストールボタンを押してインストールします。

サインイン不要です

Microsoftアカウントでサインインしなくてもインストール入手は可能です。

インストールが終了しました。

Ubuntuの初期設定

インストール後、Ubuntuはスタートボタンメニューに登録されています。

起動してみましょう!数分ほど準備時間が必要ですが・・

少し待つと管理ユーザー名やパスワードの入力となります。適時ご自身で管理できるユーザー名とパスワードを入力します。

操作可能になりましたので、アップデートを行いましょう。以下コマンド実行します。

sudo apt update -y

初期に設定して管理者のパスワードを入力し実行します。

アップデート作業が終了しました。

次にアップグレードも行います。


sudo apt upgrade -y

時間がかかりますが待ちます。

アップグレードも終了しましたら、念の為Windows10も一度再起動しましょう。

まとめ

WSLの導入は一旦ここまでです。

次はCloudFormationテンプレート記述にあたり便利なソフトウェア類をインストールしましょう!

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